| Xeon X3350(クアッドコア)の性能 |
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Xeon X3350(2.66GHz、クアッドコア)について、Supermicro X7SBiと組み合わせ、 Linuxカーネルのコンパイルを行い消費電力、性能を調べてみました。 さらに、以前のXeon 3070(2.66GHz、デュアルコア)の評価をしたときのものと比較もしてみました。 評価環境機器の構成
ソフトウェアの環境実験環境のカーネルのバージョンと、gccのバージョンは以下のとおりです。 $ uname -a 測定方法次のような方法で測定を行いました。
測定結果処理時間次の表は、カーネルのコンパイルにかかった時間と、CPUの使用率を表したものです。 CPUの使用率は、「(ユーザー時間+カーネル時間)/実際にかかった時間」を計算したものです。 同時実行数(make -jnのnの値)が1〜3までは、数字が上がる度に明らかに処理速度が向上していますが、 4以上になると処理速度も頭打ちになっています。 これは使用しているCPUのコア数が4つなので、 同時に4つ以上同時に実行したときにコア4つ分の能力を発揮することが出来たのだと考えられます。
消費電力次のグラフは、make -j1〜make -j12の消費電流量グラフを重ねたものです。 CPUのアイドル時の消費電力値は約0.96(A)です。 コンパイル時のピーク電流は、n≧4のとき、約1.47(A)です。 このときのアイドル時とピーク時の差は0.51(A)です。 同時実行数が1〜3までは数字に応じて消費電流量が増加していますが、 4以上になるとほとんど同じ消費電流になっています。 これは使用しているコア数の分だけ消費電流量が上がっていると考えられます。 Xeon 3070以前のXeon 3070のテスト結果と比較してみます。 Xeon X3350はXeon 3070と比べて、クロック数は同一ですがコア数が2つから4つに増えています。 またL2キャッシュも4MBから12MBと3倍に増えています。 処理速度下の表はX3350と、3070でのカーネルコンパイルにかかった時間と、 二つのCPUの時間の比率([Xeon X3350]÷[Xeon 3070])です。 同時実行数が2までの場合は比率がおよそ1になっていて、 実行時間に大きな差がないことが分かります。 それ以上(4以上)の場合はX3350が3070の2倍近くの性能を出しています。 コア数の差がそのまま性能差に出ているようです。
消費電流Xeon X3350のコンパイル時のピーク電流は約1.47(A)でした。 Xeon 3070のピーク電流は1.31(A)ですので差は約0.16(A)ということになります。 アイドル時の電流はXeon X3350が0.96(A)、Xeon 3070が0.92(A)ですので差は約0.04(A)です。 アイドル時ではあまり差がありませんが、ピーク時の電流でやや差が出ています。 まとめ処理速度に関しては、同時実行数が十分に多い場合であればコア数に応じた性能が出る という事が分かりました。 消費電流は2コアのCPUと比較して、ピーク時にはやや差が出るようです。
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| 最終更新 2008年 7月 11日(金曜日) 20:35 |

